3月15日、エヴォーラGT430 の流れを汲むというロータス・エヴォーラ GT410 スポーツが発表されました。ボディ全体にカーボンファイバー製コンポーネントを採用し、ロータスらしい軽量ボディ(乾燥重量 1,256kg)に仕上がっています。
ロータス創業70周年の記念日を前に、発売されるロータス・エヴォーラ GT410 スポーツは、2シーターと2+2シーター仕様、MTとATを用意。なお、6MTにはトルセン式リミテッドスリップデフ(LSD)が備わります。
エンジンは、水冷インタークーラー一体型の高出力バージョンの3.5LスーパーチャージャーV6で、アウトプットは最高出力416PS/7000rpm、最大トルク420Nm/3500rpm。0-100km/h加速はATが4.1秒、MTが4.2秒とアナウンスされています。軽量化により、305 km/h の最高速度に到達したそうです。
肝となる軽量化は、車両重量1,297kg(オプションのチタン製エキゾーストで10kg減、ロータス専用のオーリンズ TTXアルミ2ウェイ・アジャスタブル・ダンパーで13kg減を含む)を達成。エヴォーラ400から計98kgのダイエットを果たし、超軽量のエヴォーラ スポーツ 410よりもさらに28kg軽くなっています。
足まわりでは、トラクションを最大限に引き出せるよう、ミシュラン パイロット スポーツ CUP 2 タイヤ(フロント:235/35 R19、リヤ:285/30 R20)、および側面負荷の小さいアイバッハ製超軽量スプリングとビルシュタイン製スポーツダンパーが組み合わされたスポーツ・サスペンション・パッケージを標準装備。
また、ビルシュタイン製ノンアジャスタブルダンパー(ツーリング仕様)とミシュラン パイロット スポーツ 4S タイヤからなるツーリング・サスペンション・パッケージが無償オプションとして用意されます。
ダンパーをきめ細かく調整する際には、ロータス仕様のオーリンズ TTX 2ウェイ・アジャスタブル・ダンパー(コンプレッションとリバウンドを 20 段階に調節可能)を使用するレース・サスペンション・パッケージも用意されます。こちらは、エヴォーラ GT410 スポーツをサーキットなどのコンディションに合わせて精密にチューニングできるだけでなく、13kgの軽量化にも貢献。
さらに、ばね下重量を減らす超軽量鍛造アルミホイール(フロント:19x8J、リヤ:20×9.5J、10 本スポーク・アロイ・ホイール)は、シルバーまたはマットブラックから選択可能。
ほかにも、オプションで、エヴォーラ GT430に装着されている1インチ幅の広い(10.5J)リヤホイールへのアップグレードも可能。フロントとリヤのどちらもAP Racing製4ピストンキャリパーと軽量2ピース・クロスドリルド・ベンチレーテッド・ディスク(フロント370mm×32mm、リヤ350mm×32mm)により制動力が確保されています。ロータス・エヴォーラ GT410 スポーツの車両本体価格は14,688,000円です。
(塚田勝弘)