「ホンダ」というブランドにスポーティなイメージを持っているユーザーもいますが、近年のホンダは軽自動車やミニバンなど生活に密着した便利なクルマを生み出すメーカーという風にシフトしています。そこで、かつての走りに一家言あるユーザーが選んでいたホンダを復活させようと、10代目シビックは日本市場に復活することになりました。
グローバルではホンダの柱であるシビック、その10代目は「世界で戦える最強のシビック」を目標に生まれています。「きびきびした気持ち良い走り」や「操る喜び」を「ゼロから見直す」ことで目指したといいます。すなわち、クルマの基本となるプラットフォームから開発されたわけです。しかも、そのプラットフォームはタイプRありきで生み出されたもの、ベーシックグレードであっても強靭なボディに仕上がっているというわけです。
日本ではハッチバックの標準車とタイプR、そしてセダンの標準車がラインナップされています。つまり、ハッチバックボディはホンダUKによるイギリス生産の輸入車となり、セダンが日本(埼玉・寄居工場)での生産で、CVTだけの設定となっています。