第45回東京モーターショーでは、日産の傘下に入った三菱が久々のスポーツモデルを出展することで話題を呼んでいます。
かつて日産を立て直したゴーン会長は、有名ブランドの復活を重視しました。GT-Rしかり、フェアレディZしかり。三菱に同じ方程式を当てはめれば、「当然ランエボの復活しかないでしょう!」と、クルマ好きなら誰もが想像を膨らますところ。
そこでランエボの後継モデルか?と噂されているモデルが「e-エボリューション コンセプト」。
エボリューションには「EVの進化系」という意味が込められており、大容量駆動用バッテリーとフロントひとつ、リアふたつの3モーターを組み合わせた4WDシステムの「デュアルモーターAYC」を搭載。
AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)はランエボで磨かれた技術ですから、意のままになるEVスポーツのドライビングが頭に浮かびます。モノトーンのシルエットしか公開されていないので、実車は会場でのお楽しみ。新生三菱の本気度を、しっかり見極めたいと思います。
また三菱は、アウトランダーのプラットフォームをベースした「エクリプス クロス」も出展。既に欧州向けに市販されているクーペルックのミドルサイズSUVで、新開発1.5L直4ターボと4WDを組合わせたモデル。三菱の主力モデルの一台と目されており、会場では、日本仕様がお披露目されます。
他にも次世代の「つながる」技術として、人とクルマが自在にコミュケーションできるAI技術の「車載AIパーソナルアシスタント」や音声で操作できる「スマートスピーカー」も見所となっています。
(星崎 俊浩)
【関連リンク】
2017 東京モーターショーのすべて
http://motorfan-newmodel.com/motorshow/