最新の「三菱顔」になったRVRの海外向けモデルがカッコイイ。日本ではどうなる?【ジュネーブモーターショー2019】

【2回目の大規模リフレッシュで、RVRが最新の三菱デザインに進化】

えっ、これカッコイイじゃないですか⁉

スイスのジュネーブで開催されているモーターショーの三菱ブースには、大幅なデザイン変更を受けた「ASX」というモデルが展示されていました。「ASX」といえば、日本では「RVR」として売られているモデル。

日本発売は2010年の春で、気が付けば9年ものロングセラーモデルですね。世界約90ヵ国で販売され、その累計は約132万台。そして現在、三菱自動車においては3番目に販売台数が多いと聞けば「基本設計が古い」なんて言っている場合ではなく「戦力外通告」どころかとてつもなく大きな貢献をしている現役選手だということがわかります(ちなみにもっとも販売台数が多いのは「アウトランダー」で2位が「トライトン」)。

 

というわけで「2020年モデル」の「ASX」ですが、フロント部分を大胆チェンジ。エクリプスクロス顔と言えばいいでしょうかね、「ダイナミックシールド」と呼ぶコンセプトが進化し、目つきが鋭くなり、バンパーにヘッドライトが組み込まれています。素直にカッコいいです。ここまで違和感なくダイナミックシールドを盛り込んだのは凄いですね。

ちなみに「ASX」が大幅にフロントデザインを変更するのはこれで3回目。(日本のRVRでいうと)2017年春にダイナミックシールドの考え方を盛り込んだ顔になり、そこから2年で今回の意匠になったというわけです。

2年でフロントデザインを大幅に変更するなんて驚きですが……それだけ力が入っていることの証明なのでしょう。

ところで、日本メディアとして気になるのは日本のRVRもこの顔つきになるのか?ということ。関係者に尋ねたところ「その予定です。年内には正式に案内できる予定です」とのことでした。

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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