2017年10月4日、六本木ヒルズで4代目となる新型ルノー・メガーヌの発表会が開催されました。今回はまず5ドアハッチバックとスポーツ・ツアラーと名づけられたステーションワゴンの2種類で全3グレード展開となります。
会場には今年でルノーがF1に参戦して40周年を迎えるということで、カーナンバー30、ジョリオン・パーマー選手のF1も展示されていました。
11月9日より販売開始される新型ルノー・メガーヌが属するCセグメントには、フォルクスワーゲン・ゴルフをはじめ強力なライバルが存在します。そこで、新型メガーヌは「革新のコーナリングレスポンス」を追求した高いコーナリング性能でライバルたちとの差別化を図っています。
新しいレベルのドライブフィールを実現するために、新型メガーヌは「4コントロール」と呼ばれる4輪操舵システムを搭載しました。この4コントロールはこれまでラグナGTなどに搭載されていた電子デバイスです。
ルノーのレーシング部門であるルノー・スポールがチューニングした4コントロールは、電子制御のアクチュエーターでタイロッドを動かしリアタイヤを操舵します。リアタイヤの切れ角は1秒間に100回の演算処理を経て自動で決定。最大切れ角は2.7度となります。
時速約60km未満(スポーツモードでは時速80km未満)では後輪は前輪と逆方向に向く逆位相となり、最小回転半径を小さくして取り回しが楽になります。一方、時速約60km以上(スポーツモードでは時速約80km以上の走行時)では後輪は前輪と同じ方向を向く同位相となり、コーナリングでの安定性を高めます。