メルセデスの元祖4ドアクーペ『CLS』が軽カモフラージュ姿で現れました。
エアインテークを含むフロントバンパーは隠されていますが、『AMG GT』風の攻撃的ヘッドライト、キックアップされたプレスライン、薄くワイドになったテールライトなどのデザインが見て取れます。
次期型では、『Eクラス』新型でも採用されているFR専用「MRA」プラットフォーム使用し、先代比約100kg程度の軽量化を図るとともに、Eクラスより長いホイールベースを持ちます。
コックピットは、メルセデスが今後新型モデルの多くに採用すると見られるツイン・デジタルディスプレイや湾曲したダッシュボードラインとなっています。
メルセデス・ベンツは現在、4ドアクーペ『AMG GT4』(仮称)も開発中ですが、こちらはルーフラインがボディ最後部まで伸びる「ファストバック」スタイルで、スポーティさを強調するのに対し、トランクを持つ「CLS」は落ち着いた大人の4ドアクーペとなりそうです。
パワートレインは、これまでのV型6気筒に代わり、V8以上にパワフルと見られる3リットル直列6気筒が復活します。そのほか、2リットル直列4気筒エンジンやPHVのラインナップが予想されます。
なお、シューティングブレイクは廃止され、クーペのみの設定となるでしょう。2018年春と思われたワールドプレミアですが、この軽偽装具合からも、9月のフランクフルトモーターショーでサプライズがあるかもしれません。
(APOLLO)