現行BMW X1は、FRベースからFFベース化され、FFと4WDが設定されています。FFの「sDrive」系は1.5Lの直列3気筒ターボが搭載され、6ATが組み合わされていました。
8月28日に受けた一部改良において、7月生産分から「sDrive」系のトランスミッションが6速ATから7速DCT(ダブルクラッチトランスミッション)に変更され、8月末より順次納車が開始されます。※写真は「sDrive18i」ですが、一部仕様が異なります。
なおBMWは、DCTをダブルクラッチトランスミッションと表記していますが、一般的なデュアルクラッチトランスミッションと同じです。
SUVにはトルクコンバーター付ATの方が似合うという意見もありますが、コンパクトSUVでFFの「sDrive」系が7速DCTでどんな走りを披露してくれるか気になるところ。素早い変速が自慢の7速DCTですが、CVT、AT大国の日本でどう評価されるのかも注目です。
また、2016年9月に追加された2.0L直列4気筒ディーゼルターボを搭載する「BMW X1 xDrive18d」に、フロントPDC(パーク・ディスタンス・コントロール)が標準装備になり、車両前方にある障害物などの存在をドライバーに知らせてくれます。
今回の一部改良で、「BMW X1 sDrive18i」は10,000円、「BMW X1 xDrive18d」は30,000円高となっています。価格は下記のとおりです。
BMW X1 sDrive18i | ¥ 4,060,000 |
BMW X1 sDrive18i xLine | ¥ 4,340,000 |
BMW X1 sDrive18i M Sport | ¥ 4,520,000 |
BMW X1 xDrive18d | ¥ 4,520,000 |
(塚田勝弘)