心地よさに加えて安心感をレベルアップ! マイナーチェンジしたダイハツ・ムーヴをチェック

2017年8月1日、ダイハツのハイトワゴン軽自動車「ムーヴ」がマイナーチェンジを果たしました。

といっても外観上の変更点は、スポーティな印象だったフロントグリルがメッキタイプに変更され、アルミホイールの意匠が変わったくらい。エンジンなどメカニズム面での変更も公式にはアナウンスされていません。

人気の軽自動車モデル、まさかフロントグリルの変更だけのはずはありません。最大の違いはフロントウインドウ内側にありました。

ルームミラーの辺りに確認できるコンパクトなステレオカメラ、これが最大の変更点です。

従来は単眼カメラと赤外線センサーを併用したプリクラッシュセーフティシステム「スマートアシストII」を搭載していたムーヴですが、今回のマイナーチェンジによりステレオカメラをセンサーに使う「スマートアシストIII」となっています。

従来の「スマートアシストII」においても先行車両や歩行者との事故を回避したり、被害を軽減するプリクラッシュブレーキ(自動ブレーキ)機能は実現していましたが、「スマートアシストIII」になると対応速度が広がり、高速走行時(約4〜80km/h)でも衝突回避支援ブレーキが作動するなどプリクラッシュセーフティシステムとして進化しています。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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