ポルシェは、同社を代表する車種である「911」が5月11日にツッフェンハウゼン本社工場で100万台目のラインオフを迎えたと発表しました。
記念すべき100万台目の911は、1963年に発売された初代911の特徴を受け継ぐスペシャルカラー「アイリッシュグリーン」でカラーリングされたカレラS。
この100万台目の911はポルシェAGが保有し、ポルシェ ミュージアムのコレクションに収蔵されまでスコットランド高地、ニュルブルクリンク周辺、そして米国、中国などの世界各地をワールドツアーするということです。
1963年の初登場から54年で100万台生産の節目に達したポルシェ911は、昨年の2016年にこれまでの最高の販売台数を記録したことからも、今も変わらないオンリーワンの魅力を保っていることが分かります。
しかも、ポルシェAGによると、これまで製造された911全車両の70%以上が現在も走行可能で、高い品質と人気を誇っています。
911は一般公道・サーキットの両方で大成功を収めたことも特筆すべき点で、およそ3万回におよぶレースでのポルシェの優勝の半分以上が911が獲得したものです。
今後、日本国内で100万台目の911がモーターファンの祝福を受ける機会が設けられることが期待されます。
(山内 博・画像:ポルシェ ジャパン)