米テスラに強敵現る!高級EV「ルシードエア」が受注開始

テスラモーターズで「モデルS」の開発を率いたピーターローリンソン氏によって2007年に設立されたEVベンチャー企業、「ルシード・モータース」。

同社は昨年11月末、アリゾナ州に約800億円を投資して2017年前半から工場を建設、2018年内にEVの生産を開始し、最初の市販車を2019年に投入すると発表しました。

同工場で2022年までに2,000人以上の従業員を雇用する予定で、2万~13万台を生産する計画のようです。

ルシード社は当初、バッテリー開発に注力していたそうですが、2014年に初となる試作車を公開、昨年12月にはカリフォルニア州フリーモントでのプライベートVIPイベントで「ルシード エア」(Lucid Air)と名付けられたEVを公開しました。

自律走行システムは無線によるアップデートに対応。ベースモデルはFR仕様で400hpを発生、満充電での航続距離は240マイル(386km)となっています。

オプションの選択により、ツインモーターで最大1,000hpを発生するAWD仕様にすることも可能で、バッテリー仕様により航続距離を315マイル(506km)、もしくは400マイル(644km)に拡大することができます。

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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