エクステリアデザインはライバル車となるテスラのEV「モデルS」がそうであるように、美しく均整のとれたプロポーションを実現しており、フロント周りでは超薄型のLED式ヘッドランプが目を引きます。
4,870個のマイクロレンズを使って昆虫の目を模倣しており、運転状況に合わせて照射範囲を自動で最適にコントロールするセルフコントロール式となっています。
キャビンは広大で、オプションでグラスルーフを装着可能。車両前後にトランクルームを設定、前席には12ウェイのパワーシートを装備。
オプションでフロントシートをマッサージ機能付き22ウェイパワーシートに変更可能で、後席もベンチシートに代わり55度までリクライニングするエグゼクティブシートに、オーデイオシステムも標準の10スピーカーから29スピーカー仕様にアップグレードできるそうです。
そうしたなか、ルシード社は今年3月15日に車両価格を発表しました。
ベースモデルの価格は5万2,500ドル(約595万円)からとなるようですが、オプション装着次第では10万ドル以上の価格となり、同価格帯のテスラや、欧州の各ブランドモデル、レクサスなどに真っ向から対抗することになります。
HP上で既に受注を開始しており、予約時に標準モデル(2,500ドル)、特別仕様のローンチモデル(25,500ドル)のいずれかを選択して申し込む方式。
「ルシードエア」の開発には冒頭のとおり、テスラ「モデルS」を手掛けた人物が携わっているだけに、そのポテンシャルは高いと予想され、今後のEV市場の中で独自のポジションを築くものと予想されます。
(Avanti Yasunori・画像:LUCID MOTORS)
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