シーズン前のテストも全て終わり、後は開幕を待つのみ! いよいよ、F1 2017年シーズンが始まります!!
3月16日(木)発売の「F1速報開幕直前号」は、テストの様子はもちろん、今シーズンの見所や、チームデータ、全20グランプリガイドと、シーズン開幕前に絶対に読んでおきたい一冊です。
【開幕直前!注目の4チームドライバー・インタビュー】
今シーズンからレギュレーション変更で大幅に姿を変えたF1マシン。果たしてテストを終えたドライバー達は何を思ったのでしょうか。メルセデス、フェラーリ、レッドブル、マクラーレン・ホンダのドライバーインタビューの中からみていきましょう。
まず、誰もが気になるであろうマシンのフィーリングについて。F1世界チャンピオン経験者の二人は以下のように語っています。
「一番感じるのはパワーよりもダウンフォースの大きさだ。実際、ストレートでは前よりも遅くなった。つまり、よりコーナリングスピードが重要になってくる。今年もマシンは全開で行けるコーナーが増えたね。正直言って信じられないけれど、これまでとは違うコーナーみたいだ。たとえばターン9を抜ける時は、まるでジェットコースターに乗った子どものような気分になる。前のマシンよりもずっと興奮するね。」(ルイス・ハミルトン/メルセデス)
「最初に感じたのは、昨年よりもいいマシンになったということだ。ただ、それはどのマシンも一様に速くなって、以前よりドライブするのが楽しくなったことによるものだろう。テストに来ているドライバーの誰もが、ずいぶん良くなったという印象を受けていると思う。」(セバスチャン・ベッテル/フェラーリ)
昨年のワールドチャンピオン、ニコ・ロズベルグがテストを訪れて「この野獣を乗りこなすために、現役ドライバーたちは戦士になる必要がある。」と発言したそうなのですが、ダニエル・リカルド選手(レッドブル)は笑いながらこう答えています。
「そう、僕らは戦士だ!実際にはそうでもないけどね(笑)。この新世代のマシンは以前よりドライブが難しいのは確かだ。だけど、それはドライビングの楽しみの一部でもある。バルセロナのターン3やターン9みたいなコーナーを抜ける時には、本当にスゴイ感覚が味わえるんだ。」
マシンの見た目もお気に召した様子のドライバー達。
「どのマシンも外観がよりアグレッシブになって、かなりクールだと思うよフロントウイングがすごく大きくなったし、このV字形の形状が好きだね。タイヤが太くなったのも良いと思う。それから、エンジンカバーのシャークフィンについては、いろいろな意見があるようだけど、僕は割と好きなんだよね。」(マックス・フェルスタッペン/レッドブル)
「今年のF1マシンは見た目がいい。コース上で他のマシンを見たけど、いい感じだった。F1は正しい方向に進みつつあるからよかったと思う。この5、6年間のマシンはひどかったから、ファンに謝りたいよ。」(フェルナンド・アロンソ/マクラーレン・ホンダ)
多くのドライバーが口を揃えて良いと評判の新世代F1マシン。なにより、ドライバー自身が楽しくドライブしていることがファンとしては嬉しいですよね。レースではどのような走りを見せてくれるのか、今から楽しみです!