NTTドコモと東京海上日動火災保険の自動車保険を紹介しましたが、こうした保険が生まれる過程には、実は無保険車の事故が年間10万件も発生していることがあるそうです。
よく若者のクルマ離れ、などと言いますが実は免許の取得率は85%を超えていて、クルマは持っていないし普段は運転しないけれど、運転しようと思ったらできる。
という方が増えているというわけです。
確かに土日の観光地では、レンタカーを頻繁に見られるようになってきました。
クルマ離れというけれど、実は運転はできるけどクルマを買わない方が増えているのですね。
クルマを所有していないと保険に加入していないことが多く、保険に対しても認識が低いことが想像できます。
また自家用車の保険契約の97%以上が年齢条件を設定していて、そのうちの約8割が年齢条件を30歳以上に設定しているそうです。
この話だけで若者のクルマ離れを痛感してしまいますね。
そしてこれだけならまだ良いのですが、実は保険料収入に大きな影響をおよぼし、来年以降は事故を起こしたドライバーの来年の保険料を保険各社が値上げされることも検討されているそうです。
現在は無事故で1年間を過ごせば1等級上がり、保険料は安くなる。
逆に事故等で保険を使えば3等級下がり、保険料は5~10%高くなる。
ですが来年以降はもしかしたら5等級や6等級下がって、現在の倍以上高くする見直しが検討されています。
保険料の値上げです。
保険の仕組みからすれば分母が減れば成立しないわけですから、これは納得なのですが、いざというときに負担の大きい保険というのも困ります。
こすった程度では保険は使わない方が得になってしまいます。
これが良いことなのか悪いことなのか私には判断がつきませんが、安全でリスクの少ない自動車社会が生まれて欲しいなぁ、なんて思います。
ちなみに保険料の値上げは、今月末までに詳細をつめて、来年以降に新制度となるそうです。
アクシデントのイメージ
(佐藤みきお)