トヨタのコミュニケーションパートナー「キロボミニ」価格3万9800円で発売決定!

トヨタ自動車の豊田章男社長から「クルマは耐久消費財として滅多にない愛がつく製品だ」と何度かお聞きしたことがあります。愛冷蔵庫、愛洗濯機、愛テレビとは言わないけど愛車というのは一般的に使う、ということです。20160927Toyota KIROBO_mini022

トヨタでは愛車の研究でわかったことがあるそうです。愛が付くモノの例として、「愛読書、愛犬、愛唱歌、愛社、愛馬、愛妻弁当」などがあると挙げてくれましたが、なぜ「愛妻」でなく「愛妻弁当」なのかという愛が付く「モノ」の例だからです。「妻」を愛するのは普通のこと、人じゃないのに愛着が湧くものということですね。20160927Toyota KIROBO_mini002 20160927Toyota KIROBO_mini003 

そしてその研究は、クルマもかけがえのないパトナーであるというトヨタハートプロジェクトが「ココロが動く、あなたが動く。」というキャッチフレーズで始まったのです。

その結果、クルマでないものにチャレンジする、生活者を中心にすると、コミュニケーションレスへの対策に社会的意義がある、などという答えが導かれます。20160927Toyota KIROBO_mini004 20160927Toyota KIROBO_mini005

そして生まれたのが、いつも寄り添い、心を通わせるコミュニケーションパートナー「キロボミニ」が誕生しました。

キロボミニは、表情や仕草で反応し、少しずつ成長していくパートナーです。ユーザーには生まれたての未完成の状態で手元に届きます。

そのコンセプトは、「共感、共存、共鳴、共有、共育、共生、共創」することにあるといいます。20160927Toyota KIROBO_mini007

開発者で、MS製品企画部 新コンセプト企画室 主査の片岡史憲さんによると、20160927Toyota KIROBO_mini008 20160927Toyota KIROBO_mini006

「息子が小さい頃はキャッチボールをやりました。5歳児の子供が取れるようにコントロールのいいボールを投げる、そして子供が投げるボールは必ず取ってやるぞ、という思いやりの心。それがキロボミニです。」

つまり、心のキャッチボールによって、いつも寄り添うことで覚えて成長するのがコミュニケーションパートナー「キロボミニ」というわけです。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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