ホンダ純正ナビとスピーカーでコスパ最高に音を良くする組み合わせがあった!

みなさんはどうやって車内の時間を楽しんでいます?
ボクは音楽を流すことが多いですね。ラジオだったりCDだったり、最近ではグーグルプレイミュージックで懐かしい洋楽を聴いてみたりとか。いずれにせよ音楽はいい音で聴きたい。クルマの中だってカーオーディオの音はいいに越したことはありません。

ただ、かつてよりはよくなったとはいえ、やはり標準装着だったり普通のオーディオだとそれなりの音でしか音楽は聞こえてこない。これはあたりまえですが、やっぱり残念だなあと思うのはボクだけではないでしょう。

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そこで、いい音のカーオーディオが欲しいと思うわけです。
一般的には、カーオーディオの音をよくするにはふたつの手法があります。

ひとつは、専門ショップに行ってプロの助けを借りてシステムを構築すること。カスタムオーディオの世界ですね。
もうひとつは、メーカー純正で用意されているプレミアムなサウンドシステムを選択すること。『マッキントッシュ』『マークレビンソン』『ハーマンカードン』、そして『バング&オルフセン』なんていう自動車メーカーが純正採用しているブランドの名前を聞いたことがある人もいるでしょう。
いずれにせよ、音は確実に良くなります。ただしそれぞれハードルもある。

前者はとにかくお金がかかる。カスタムオーディオの世界はいわゆる”オーダーの世界”ですからね。ヘッドユニットとスピーカーのマッチングもあるし、ハード面を変えるだけではなくプロのノウハウを借りてセッティングまでおこなわないといい音は作り込めないし、そこまでやるとやっぱりそれなりのお金も必要。まあハマる人の気持ちはよくわかります。

後者はクルマが限られるのが壁。なかには10万円代後半からのプレミアムオーディオだってあるし確実にいい音を奏でますが、そもそも上級車などライン装着のオーディオじゃないと選べないのが基本。欲しいクルマに上級オーディオが設定されているとは限りません。

そんな状況のなか、今までにない方法で音をグレードアップするアイデアを考えたのが、ホンダ車の純正オプション品を手掛けるホンダアクセス。なんと、ナビ(ヘッドユニット)+スピーカーで究極のサウンド空間を作り上げるのです。

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それって、部品をアップグレードした状態なのか?

そうではありません。車種別にセッティングしてあるのがポイントです。
カーナビユニットに、サウンドエンジニアリングのプロ集団「ミキサーズラボ」がクルマごとに綿密にチューニングを施して作り上げた「音の匠」という車種別のセッティングデータを内蔵(取り付け時にインストール)。そこに専用開発されたハイグレードスピーカーシステムを組み合わせて、車内を極上のリスニングスペースにするというわけです。
ナビはホンダアクセスのオリジナルですがパナソニック製で、パナソニックのナビにも「音の匠」が採用されています。しかし、パナソニックブランドの「音の匠」は車種を絞ったものではなくあくまで汎用のセッティング。ホンダアクセスのものは「車種別」でさらに細かく調整しているのが特徴なのです。

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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