防衛省がアキバで部品調達して作る謎の飛行物体とは?

球体飛行体 防衛省技術研究本部より引用
球体飛行体 防衛省技術研究本部より引用

防衛省が新開発した偵察用機器「球体飛行体」が凄い話題になっています。
何が凄いって、宙に浮くというか飛べるのに羽の類が一切無い。いや、無いわけではないのですが回転翼やラダー翼の類いが全て球体の中に納まっている ので、壁に当たろうが木に当たろうがおかまいなしに飛び続けることができ、着陸した後は転がって移動する。室内だろうが屋内だろうが飛ぶ場所を選ばない。そして 内臓カメラで偵察できるという代物。
その上、この形、つまり球体型飛行機というのは世界初だということ。丸い物体が空を舞う姿が、またコミカル。

球体飛行体

http://youtu.be/2h7dPgzMgf0

あらゆる場所に着陸でき、時速60km/hも出すことの出来るこの球体飛行体。将来は人の入って行きにくい場所での偵察や災害救助などに活用できるものとして開発を進めていく、と言うこと。

そんな凄い新開発の飛行体ですが、部品調達はなんと秋葉原のパーツショップ。そしてこの試作機の製作費用は11万円と言う破格!

既存部品の組み合わせ次第で こんな先進的なものが作られてしまうとは、なんとも目から鱗の新兵器です。

クルマもまだまだできること、あるんじゃないですか?

(北森涼介)

【リンク切れや動画が見れない場合はhttps://clicccar.com/33102】

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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