VWの世界販売が新興市場で鈍化、新型車で巻き返しへ!

昨年の新車販売でトヨタの1,023万台に対して9万台差にまで迫ったVWグループ。

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2018年までに世界販売で首位を目指すと共に、収益性でトヨタグループを上回り、品質、顧客満足度、従業員満足度でも世界第1位の自動車メーカーになることを目標に掲げています。 

そうした中、これまで20年以上の長きに渡ってVWを巨大企業へと成長させて来た同社のカリスマ的存在のフェルディナント・ピエヒ監査役会長が今年4月に突如辞任。

ピエヒ氏が将来を見越して技術開発やグループ戦略などの成長基盤を築いて来ただけに、世界の自動車業界に衝撃を与えました。

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ピエヒ会長の辞任後、ヴィンターコルン取締役会長は春以降兼務していたVWの社長職を7月1日にBMW出身のヘルベルト・ディース氏に譲っています。

産経新聞によると、グループ内の12ブランドを乗用車や商用車など部門別に4つの会社に分け、各社のトップが監督する再編案なども出ているそうです。

今後、VWグループが集団指導体制に移行するとの予想も有る中、これまでどうりに迅速な意思決定が図れるかが覇権の行方を左右するとの見方も。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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