VW・ティグアンが大幅改良へ。欧州市場をにらみ初のPHEVモデルを投入

■「ゴルフ8」スタイルのヘッドライトを装着、テールライトもリフレッシュ

VWは現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「ティグアン」ファミリーの改良新型を開発していますが、欧州市場向けのPHEVが設定されることがわかりました。

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VW ティグアン GTE 市販型プロトタイプ

同社では、2015年9月のフランクフルトモーターショーにて「ティグアンGTEコンセプト」を発表、2019年には中国市場向け「ティグアンL PHEV」を販売開始しています。今回捉えたプロトタイプは、改良新型に設定される通常サイズで、欧州市場向けとみられます。

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VW ティグアン GTE 市販型プロトタイプ

キャッチしたテスト車両は、ハーフカップ型LEDデイタイムランニングライトを備える「ゴルフ8」スタイルのヘッドライトを装着、テールライトは現行型のように見えますが、ステッカーでカモフラージュされているようです。またリアバンパーが再設計されているほか、エキゾーストパイプは隠されています。

先日スクープした改良新型プロトタイプとの違いは、左フロントフェンダーにある充電ポートで、PHEV車両と確認できます。

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VW ティグアン GTE 市販型プロトタイプ

パワートレインは「ゴルフ8」から流用される1.4リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン+電気モーターを搭載、システム合計の最高出力は245psを発揮、6速DSGギアボックスが標準装備されます。ゴルフGTE新型のEV走行の航続距離は37マイル(60km)ですが、ティグアンGTEは重量が重く、空気抵抗の低下を考慮すると35マイル(56km)程度と予想されます。

コロナウィルスの影響でワールドプレミアは不明ですが、2020年内にオンライデビューする可能性は高いと見られます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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