小林和久 フォルクスワーゲングループジャパンでは、全国のフォルクスワーゲン正規代理店で使用する女性用ユニフォームを全国統一とすると発表しました。
輸入車のディーラーは各ブランドに合わせたデザインの統一がなされていますが、そこで働く人の衣装もイメージに合わせましょう、ということだそうです。
ユニフォームは、全国から選ばれし12名のディーラーレディさんによるプロジェクトチームを発足、現場の意見を踏まえたものとしたそうです。
全国という地域性の広さや、着る人の年齢層が幅広いことなど、苦労があったと言います。
実際にデザインを手がけたのはレディースファッションブランド「YASUTOSHI EZUMI」のデザイナーである江角泰俊さんです。デザインソースにはワーゲンを代表する「ゴルフ」で、その普遍的価値と、無駄のないシンプルをラインを落とし込んでいるそうです。そう言われればゴルフに見えてきます。
江角さんによると「ユニフォームのデザインは初めてで、最初にリサーチして感じたゴルフのボンネットのラインをインスピレーションの元にしました。テーマにしたのはEVOLVE STANDARD。ゴルフのスタンダードで時代にあったデザインやコンセプト、フォルクスワーゲンの持つ、シンプルで上質、かつ親しみやすさデザインイメージを表現したいと考えた」と言います。
スカーフはVWのロゴをアレンジしてデザイン。ボタンにもVWマークを特注で入れています。
試着会ではプロジェクトに参加した女性たちの意見が出すぎて困ったそれをまとめるのが大変だったそうです。お店によっても印象が違うし、中には「制服のまま郵便局や陸運局に行ったりするのでおしゃれにしてくれないと困る」という要望もあったとか。
新ユニフォームは10月1日から着用が始まるそうです。
(文・写真：clicccar編集長 小林和久)
