特許には技術などを秘匿するクローズ戦略と、他社に公開するかライセンスを付与するオープン戦略があります。先日、約5680件の燃料電池関連の特許実施権を無償開放すると発表したトヨタは、ハイブリッドとは変わって後者の戦略をとったわけです。
FCVの普及を目指すトヨタは、今回、トヨタグループの日野自動車と新しい燃料電池システム「トヨタフューエルセルシステム(FCスタック、モーター、高圧水素タンク、FC昇圧コンバーター、駆動用バッテリーなどで構成される/以下TFCS)」を搭載した燃料電池バスを開発しました。