トヨタと日野自動車が燃料電池バスを開発、豊田市で3月31日までの営業運転で走行

「TFCS」は、燃料電池技術とハイブリッド技術を融合させ、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」向けに開発したシステム。

FC_BUS_02今回の燃料電池バスには、出力を高めるためにFCスタック、モーターなどを2個搭載するほか、高圧水素タンクが8本搭載されています。

この燃料電池バスは単なるテスト車両ではなく、豊田市内を走る路線バス「とよたおいでんバス(名鉄バス 豊田営業所)」の営業運行向けに提供されるもので、1月9日からすでに運行を開始。3月31日までの月曜日と点検日などをのぞいて、豊田市と三河豊田駅前まで1日3往復しています。

トヨタと日野は、FCバスの実用化に向け、公共交通である路線バスの営業運行による実証試験を通じて、FCバスの実用性や有用性を検証し、ノウハウを蓄積していくそうで、燃料となる水素の充填は、とよたエコフルタウン水素ステーションを使用するそうです。

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(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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