「ITSサービス高度化機構」のまとめによると、2000年4月の試行運用から始まったETCは車載器の急速な普及に伴い、今年の11月に総セットアップ累計件数が6,400万件を突破(新規は4,800万件)したそうです。
国内自動車保有台数約8,000万台(軽自動車含む)のうち、およそ2台に1台以上のクルマがETC車載器を搭載している計算になり、高速道路でのETC利用率も今年の3月末時点でほぼ90%に達しています。
さらにカーナビの画面上にVICSによるリアルタイムな道路交通情報が付加されるようになって以降、2011年からはETCとITSサービスを一つにまとめた路車間通信による「ITSスポットサービス」が高速道路を中心に全国展開されています。
しかしながら「VICS」や「ETC」については認知度が高く、広く活用されているものの、「ITSスポットサービス」に関しては、内容も含めて十分な認知が得られておらず、対応車載機の普及も進んでいないのが実情と言います。