子供から大人まで、クルマ好きの原点であり、いつまでも楽しめる趣味ともなっているダイキャスト製ミニカー「トミカ」。
その「トミカ」が、標準的な単品商品の税抜き価格で360円から450円へと1.25倍の値上げをすることが製造元であるタカラトミーより発表されました。
今回の値上げについて、タカラトミーは次のように発表しています。
昨今の生産国における人件費の上昇や原材料の高騰は、今後も上昇傾向が継続する見通しであり、当社といたしましても生産拠点の再編や生産の効率化等、継続的なコスト軽減努力を重ねてまいりましたが、内部努力で吸収することが困難であるとの判断に至りました。今後も商品の品質を維持し、適正な価格で価値ある商品をお客様に提供するため、価格改定を行ないます。
生産拠点の最適化など長年にわたる企業努力も、ことここに至って限界を迎えたということのようです。海外生産ということはこのところの急激な円安傾向、一時期の1ドル70円台からここ最近の100円台となっていることを考えると厳しさも想像できます。
しかし、2014年4月に消費税が8%に上がることを考えると、トミカの税込価格は486円~ということになり、いよいよトミカ一台がワンコイン(500円)という時代になってしまいます。これが子供のクルマ離れにつながってしまうことも心配ですが、そうならないよう、クルマ好きを育みたい大人にできることは、お小遣いやお年玉を3割増しにすることくらいでしょうか。
なお、改定商品とメーカー希望小売価格は以下のようになっています。( )内は改定前価格、いずれも税抜き。
トミカ単品 No.1~No.120(箱パッケージ・初回特別カラー含む):450円(360円)
トミカ単品 No.1~No.120(ブリスターパッケージ):450円(360円)
ディズニーモータース トミカ:800円(750円)
カーズ トミカ:800円(700円)※980円の商品を除く
(山本晋也)