ジャパンプレミアとなった「ボルボ・コンセプトクーペ」を中心に、今年ビッグマイナーチェンジを受けた60シリーズやRデザインを展示したボルボ。
デザイン担当役員のトーマス・インゲラートが登壇し、日本初披露の「ボルボ・コンセプトクーペ」を解説しました。
同クーペは次期XC90につながるデザインであり、V40同様にかつての名車「P1800」のモチーフを取り入れたサイドビューも印象的です。
外観ではボンネットの新形状や、新しいT字型DRL(デイタイム・ランニング・ライト)ライトのヘッドライトを左右に配した「フローティング」グリルが特徴。このDRLライトは、ボルボの新しいデザインの方向を示す特徴的な要素になります。
インテリアは、大画面のアダプティブデジタルディスプレイであるタッチスクリーンが鎮座し、クリスタルのシフトレバーはコンセプトカー然としていますが、ラグジュアリーなスカンジナビアンデザインという新しい方向性も示しています。
パワートレーンは、V8エンジンに匹敵する新型2.0Lの高性能「Drive-Eガソリンエンジン」を搭載するプラグインハイブリッド。
この新開発エンジンとリヤアクスルに搭載されたモーターと組み合わせることで、システム全体で約400psの最高出力と600Nmを超える最大トルクを発揮します。
今回は次期XC90の展示はありませんでしたが、日本にもディーゼルの導入を発表し、今年登場したV40から続くボルボの快進撃はさらに加速しそうです。
(塚田勝弘)