フランクフルトモーターショーにてその姿を現した日産のSUV「エクストレイル」。日本仕様の発売が2013年12月であり、当初のラインナップは2.0リッター直噴ガソリンエンジンのみ、2WDモデルの燃費性能は16.4km/L(社内測定値)となることが発表されました。
SUVらしい走破性とアクティブセーフティにつながる駆動制御はエクストレイルの伝統的な特徴。「ヒルスタートアシスト」、「アドバンスドヒルディセントコントロール」、「ヨーモーメントコントロール」機能を搭載した4WDシステム「ALL MODE 4×4-i」をさらにレベルアップさせ、世界初となる「アクティブライドコントロール」、「アクティブエンジンブレーキ」、「コーナリングスタビリティアシスト」といった先進技術を全車に採用しています。
さらにカメラを使ったプリクラッシュシステムとなる「エマージェンシーブレーキ」をはじめ、「踏み間違い衝突防止アシスト」「LDW(車線逸脱警報)」「進入禁止標識検知」をセットにした「“エマージェンシーブレーキ パッケージ”」をグレード設定。「BSW(後側方車両検知警報)」や「ふらつき警報」もオプション設定で用意しているということです。
日産としては初めて、自動操舵の駐車支援システム「インテリジェントパーキングアシスト」を採用しているのも注目の機能といえます。
環境性能では、直噴MR20DDエンジンをはじめ、アイドリングストップ、新型エクストロニックCVT、走行抵抗の低減、軽量ボディなどの燃費技術を採用、前述のように2WDモデルで16.4km/Lの燃費性能を実現。
また、2列シート5人乗り仕様に加えて、3列シート7人乗り仕様を用意しているのも見逃せないニュースのひとつ。
価格は未発表、グレードは20S、20X、そしてフロントオーバーライダーやアンダーカバー、専用の大型フロントフォグランプやアルミホイールなどを装備した20XエクストリーマーXの3つを基本としています。
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(山本晋也)