シトロエンといえばC3やC4などの「Cライン」、DS3やDS4などの「DSライン」があり、前者はスタンダード、後者はより上級な位置付けになっています。今回フランクフルトモーターショーで発表されたコンセプトカーの「CITROEN CACTUS」は、単なるショー専用のコンセプトカーではなく、同社は「マニフェスト」と表現していますが、今後の「Cライン」を約束するモデルです。
今年のジュネーブモーターショーにおいて、PSAグループがC3ハイブリッドエアなどでも提案した「Hybrid Air」、圧縮空気のハイブリッドを搭載。
全長4210×全幅1750×全高1530mm、210mmのロードクリアランスを確保したクロスオーバーSUVに仕上げています。
外観のカスタマイズが可能な「Airbumps(エアバンプス)」という素材を使い、柔らかな表皮で乗員を保護する空気のカプセルをイメージ。
インテリアはソファタイプのフロントシートや、インパネなどにナチュラル素材を使っており、操作系は100%デジタル化するなど環境への配慮と最新のインターフェイスを備えています。
運転中に多様なサービスを提供する「CITROEN Multicity」と呼ぶポータルへの接続も可能で、新しい車内情報システムも提案しています。
(塚田勝弘)