世界35ヵ国、84名の自動車ジャーナリストにより投票される「インターナショナル エンジン・オブ・ザ・イヤー」が今年も決定しました。
トータルランキングのトップとなったのは2年連続でフォードのECOブーストエンジン。999ccの3気筒直噴ターボという、まさにダウンサイジング・トレンドの申し子のようなプロフィールと実力が評価されました。
このフォードECOブースト・エンジンはドイツで生産され、欧州を中心にインドや中国へ展開しているというグローバルユニットということです。
1位 フォード 999cc 3気筒ターボ (主な搭載車:フィエスタ、 B-Maxなど)
2位 フォルクスワーゲン1.4リッターTSIツインチャージャー (同:ポロ、ビートル、アウディA3など)
3位 BMW 2.0リッター4気筒ツインターボ(同:BMW 125i、 320i,など)
4位 ポルシェ 2.7リッター直噴エンジン (同:ボクスター、ケイマン)
5位 フェラーリ 6.3リッターV12 (同:F12 Berlinetta)
6位 BMW/PSA 1.6リッターターボ (同:ミニ・クーパーS、プジョー208、シトロエンDS4など)
7位 マクラーレン 3.8リッターV8 (同:MP4-12C)
8位 アウディ 2.5リッター5気筒 (同:TT RSなど)
また、新登場したエンジンだけのランキングといえる「ニューエンジン・オブ・ザ・イヤー」は新型ゴルフに搭載される1.4リッターの気筒休止システム付きエンジンが選ばれています。
国産勢は、相変わらずランキングに顔を出すことが少なく、昨年同様「ニューエンジン・オブ・ザ・イヤー」の3位にマツダのSKYACTIV(2013年は2.5リッターガソリン)がランクインしているのが目立つ程度となっています。もっともゼネラル・モーターズやクライスラーもランキングに入っていないので、欧州中心のイベントという見方もできそうです。
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(山本晋也)