エンジン・オブ・ザ・イヤー決定! 日本メーカーはランクインなしという悲しい結果に

世界35カ国、76名のモータージャーナリストが決めるエンジンの評価を示した「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2012」の結果が発表されました。総合ランキングであるエンジン・オブ・ザ・イヤーには昨年はフィアットの875cc ツインエアが選ばれていますが、2012年はどうなったのでしょうか?

昨年に引き続き、ダウンサイジングを象徴するエンジンが選ばれました。エンジン・オブ・ザ・イヤー2012を獲得したのはフォード・フォーカスに搭載されている999ccの3気筒ターボエンジンです。

このエンジンは、カテゴリー別ランキングの「ニューエンジン・オブ・ザ・イヤー」、「1リッター以下のエンジン・オブ・ザ・イヤー」とあわせてトリプル受賞となっています。

■エンジン・オブ・ザ・イヤー2012 総合ランキング
1. Ford 999cc 3気筒ターボ
2. Volkswagen 1.4リッター TSI Twincharger 
3. Ferrari 4.5リッター V8 
4. GM 1.4リッター レンジエクステンダー
5. BMW 2リッター ツインターボ4気筒ガソリンエンジン
6. BMW/PSA 1.6リッターターボ ガソリンエンジン
7. BMW 3リッター6気筒ガソリンエンジン
8. BMW M 4リッター V8
9. Audi 2.5リッター5気筒ターボ

英国フォードが開発した3気筒ターボエンジンが受賞した理由のひとつに『内燃機関の未来を明るく照らした』と評されているように、またランキングを見てもエンジンの楽しさを重視している傾向は見て取れますが、それにしてもフィアット2気筒ツインエアやVW 1.4 TSIと比較して、圧倒的なポイントを獲得したフォードの3気筒エンジンは見事なものといえそうです。

残念ながら、このエンジンを積んだフォード・フォーカスは日本で販売されていません。また、日本生まれのエンジンがランキングに入っていないのも寂しいところ。かつてはトヨタの1.8リッターハイブリッド(2004年)やマツダのRENESISロータリーエンジン(2003)がエンジン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたこともありましたが、もはやカテゴリー別トップにも選ばれない状況になっています。

なお、今年生まれたエンジンのランキングとなる「ニューエンジン・オブ・ザ・イヤー」では1位のフォード999cc3気筒ターボ、2位のBMW 3リッターツインパワーターボディーゼルに続く3位にマツダ SKYACTIV-D 2.2がランクインして気を吐いているのが目立っています。

■インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー(英語)
http://www.ukipme.com/engineoftheyear/index.php

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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