3代目フィアット・パンダが日本デビュー! 価格は208万円

フィアットといえば、500やプントなど今でも昔でもコンパクトカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。1980年生まれの初代パンダはボクシーなスタイルが印象的で、小粋な雰囲気が漂う2BOXの傑作でした。2003年登場の2代目はSUV風コンパクトカーの背高系になり、初代のインパクトや潔さはやや薄れてしまった感もありますが、小さくて取り回しがしやすい魅力はそのままでした。

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そして6月1日から発売される3代目の新型パンダは、背高系のスタイルはそのままにシンプルなデザインで親しみやすさを追求しています。

ボディは2代目よりも少し大きくなりましたが、全長3655×全幅1645×全高1550mmは軽自動車をひと回り大きくした程度で、ホイールベースの2300mmは短いくらいです。駐車場の制約がある人などはこのサイズだけでも十分に選択肢に入るのではないでしょうか。それでいながら後席のフットスペースも拡大しているのもニュースでしょう。

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エンジンはフィアット500でもお馴染みの0.9Lの2気筒「ツインエア」で、85ps/5500rpm、145Nm/1900rpmを発揮し、アイドリングストップや5段シーケンシャルトランスミッションの2ペダルMT「デュアルロジック」の組み合わせにより、JC08モードでえ18.4km/Lの低燃費も実現しています。

インパネには初代パンダのモチーフが採り入れられており、メータークラスターやエアコン、オーディオ、エアアウトレットなどはフレームに囲まれた中にレイアウトされています。

ワゴン並みのパッケージングも自慢。荷室容量は10Lアップの225Lに拡大され、6:4分割可倒式の後席を倒せば最大で870Lものフラットで広大なスペースが出現します。

グレードは「Easy」のみで、価格は208万円です。

■フィアット新型パンダ
http://www.fiat-auto.co.jp/showroom_panda_index.html

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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