2013年4月 激戦の軽自動車販売ランキング、ダイハツ・ムーヴが2年ぶりにトップ奪取

全国軽自動車協会連合会により、2013年4月の軽乗用四輪車・通称名別販売台数ランキングが発表されました。

2月まで不動のトップといえる強さを見せていたホンダN BOXを、3月にスズキ・ワゴンRが逆転したばかりですが、4月はダイハツ・ムーヴがトップになっています。トップ3の顔ぶれはそのままに、毎月のように順位が入れ替わるという激しいセールス合戦を想像させるランキングになりました。

 move_custom_1212

■2013年4月 軽乗用四輪車 販売台数ランキング
1位 ダイハツ ムーヴ 18,601台
2位 ホンダ N BOX 16,382台
3位 スズキ ワゴンR 13,787 台
4位 ダイハツ ミラ 11,848台
5位 スズキ アルト 10,870台
6位 ホンダ N-ONE 9,618台
7位 ダイハツ タント 9,532台
8位 スズキ スペーシア 8,112台
9位 日産 モコ 4,232台
10位 トヨタ ピクシス 2,659台

ダイハツ・ムーヴがトップになったのは2011年2月以来、2年2ヶ月ぶりのことです。

メーカー別の傾向では、ダイハツ、スズキは全高1600mm級のモデルをトップに、1500mm級セダン、1700~1800mm級のハイトワゴンが続くカタチですが、 ホンダは1800mm級のN BOXに、1600mm級のN-ONEが続いているのはユニークなところ。どちらの流れが、今後のトレンドになるのか注目のポイントかもしれません。

honda_N-one1144

さらに、トヨタの軽自動車「ピクシス」が10位に入っているのが要注目。ピクシス・スペース(ダイハツ・ムーヴコンテのOEM)、ピクシス・エポック(ダイハツ・ミライースのOEM)という2モデルの合計であること、販売拠点数が多いことを考えると、まだまだ「たくさん売れている」とはいえないでしょうが、”トヨタの軽自動車”も確実に市場で存在感を増しつつあるようです。

toyota_pixis-epoch

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる