ココならあなたもその日からドリキンになれる ! 【Fuji 86 Style 2012】

8月5日(日)に富士スピードウェイで「Fuji 86 style 2012」が開催されました。今年で3回目となるこの86イベント、毎年参加車両も増えてスケールアップ中。

そしてイベントの目玉企画の一つがトヨタ86を使ったドライビングレッスン !

サーキット場内に併設されたトヨタ交通安全センター「モビリタ」の広大なコースを使ってトヨタ86を思う存分振り回すことができる、ハチロクFANにとっては夢の様な企画です。 

という訳でAvantiも取材を兼ねて、レッスンを受けてみることに。レッスン用のトヨタ86はMTが3台、ATが3台の計6台で、レッスン時間は1ショット30分。これを一日で12ショット繰り返すので都合72の参加枠となっています。

AT車も面白そうですが、AvantiはやはりMT車をチョイス !

レッスン・メニューは低ミュー路でのスライドコントロールとフラットコースでのパイロンスラロームで、それを聞いただけでも何やらワクワク・ドキドキして来ます。

コースは既にタップリ散水されており、路面はツルツル状態。さてどうなることやら・・・

最初にインストラクターからドライビング・ポジションのキメ方やトラクション・コントロール(TRC)のカット方法の説明を受けていざレッスン開始 !

最初の1周は先導車について慣熟走行、その後所定のコースを3周ずつ計6周します。まずはパイロンスラロームから。インストラクターのワンポイント・アドバイスが車内に無線で入って来るので安心です。そう、つまりレッスンはいきなりソロ走行なのです !

かなりタイトに詰められたパイロンを右に左にスパッ、スパッとかわしながらメリハリをつけてクリアしていく訳ですが、ジムカーナ的なコースをクルクル回っているうちに案の上ミスコース !

でもお陰様でもう一周余分に練習できちゃいました。そして今度はいよいよ待望の低ミュー路でのスライドコントロール。早い話がドリドリです。

当日、事前のトークショーで「ドリキン」こと土屋圭市氏の熱い語りを聞いていたせいか、思わず右足に力が入り過ぎて3回ほど痛恨のハーフ・スピン !  恥ずかし~

慣れないクルマでいきなりの低ミュー路とあって、当然ながらクルマはなかなかイメージどおりには言うことを聞いてくれません…。

低ミュー路でのアクセルワークは足の指先の動きでコントロールするイメージ。優しくカウンターを当てつつ、スロットル調整でクルマの姿勢を作り出します。ちょっとでも雑な操作をすると簡単にスピンしてしまうので結構神経を使う作業。

とは言え、最終ラップでは少し余裕が出たのか、まぐれでドリフトが上手くきまったりして何だかとってもハッピーな気分に。(グランツーリスモ5で練習しておいてよかった~)

話題のトヨタ86でいち早く、且つ安全にドリフトを楽しめる場所なんてまだ全国でも「モビリタ」ぐらいしか無いのではないでしょうか。

今回の「Fuji 86 style 2012」のイベントメニューの一つとして実施されたこのドライビング・レッスン、参加費は86にちなんで何と¥860というリーズナブルさ !

いずれまた同様のトヨタ86体験走行会が有るかもしれないので、86納車待ちの方や興味の有る方は是非参加されてみては如何でしょうか。楽しめることウケアイです。 

■富士スピードウェイHP
http://www.fsw.tv/index.html

■トヨタ モビリタHP
http://www.toyota.co.jp/mobilitas/about/index.html

 (Avanti Yasunori)  

【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=187175

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる