ニューヨークオートショーにて発表された日産リーフRCは、市販車リーフのモーターなどをそのままミッドシップに移したカーボンボディのサーキット専用マシン。製作担当はワークスチームのニスモという本気のレーシングカーなのであります。
その開発テストが、チューニングカーの聖地ともいえる筑波サーキットで4月21日におこなれたとの一報が飛び込んでまいりました。
担当したのはGT500のレギュラードライバーでもある松田次生選手。その感想は、松田選手のブログにしっかりと記されています。
サーキットを走るのは今回が初めて!!
最高速度は150キロですが、モーターなので
トルクが凄く、とても楽しくドライブ出来ました!!
しかし、モーターなので変速機が無く、
基本はアクセルとブレーキのみで、
車の動き的にはレーシングカートに似ています!
室内は、風切り音とモーターの「キュイーン」という音で
今までのレーシングカーとは、雰囲気が全然違いますが
タイムも上々で今後の開発が楽しみです。
カーボンボディの純レーサーといえども、モーターやバッテリーのスペックが市販車のままということは、当然ながら足元はブレーキとアクセルだけの2ペダル。もちろん変速操作は不要。松田選手も書いているようにカート感覚でビギナーでも楽しめるのかもしれません。
そして公開されていない、タイムがどれほどなのか気になります。
さらに松田選手はつづけます。
『ニッサン・リーフ・ニスモRC』ですが「RC」は
ラジコンのRCではありません。
レーシング・コンペティションのRCのようです。
車の運転を楽しむのは、エンジンも電気自動車も同じです。
誰でも楽しめる車になる様に、スタッフの皆さんが
車作りをしてくれると思います。
こう書かれた松田選手のブログには開発陣と並んだ集合写真もありますが、その写真では松田選手を含め20名のスタッフが確認できます。カタチばかりの走れるだけのクルマではなく、サーキットが楽しめるマシンに仕上がること、電気自動車らしい走りの提案があることを期待しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=jXXjEM6BSEw
(山本晋也)