日産が公開したメタバース上のゲーム型コンテンツ「NISSAN EV & Clean Energy World」は、サステイナブルな生活を体感できる

■EVを活用し、サステナブルな暮らしを楽しむゲーム

日産自動車は、3次元の仮想空間であるメタバース上のゲーム型コンテンツの「NISSAN EV & Clean Energy World」を公開しました。

同コンテンツは、EVを活用し、サステナブルな暮らしを楽しむゲームになっています。

NISSAN EV & Clean Energy World_20230120_2
BEVの日産アリアを充電し、快適な暮らしに必要な電気を賄ってミッションを達成する

身近な太陽光をはじめ、風力や地熱などの再生可能エネルギーの活用が注目されている中、電気を貯めて効率的に活用するなどの有効活用も課題になっています。そこで注目されているのが、走る蓄電池であるバッテリーEV(BEV)です。

NISSAN EV & Clean Energy World_20230120_3
メタバース上のゲーム型コンテンツ「NISSAN EV & Clean Energy World

2010年にBEVのリーフを投入した日産は、大容量バッテリーを搭載するEVを電力系統に接続(Vehicle to Grid=V2G)するなど、再生可能エネルギーを有効活用するための多様な研究にも注力しているそうです。

また、EVに貯めた電気を家庭の電源として使用するためのV2H(Vehicle to Home)や、電気機器に給電するV2L(Vehicle to Load)なども併せてEVのある暮らしを提案しています。災害時も含めて、こうした点をメリットに感じてリーフなどを購入した方もいるでしょう。

NISSAN EV & Clean Energy World_20230120_6
「NISSAN EV & Clean Energy World」の1シーン

今回、公開された「NISSAN EV & Clean Energy World」は、メタバース上にある自然エネルギーが活用された発電施設において、BEVの日産アリアを充電し、快適な暮らしに必要な電気を賄ってミッションを達成させていく内容になっています。

参加者は、メタバースならではの没入感とゲーム性のある体験を通じて再生可能エネルギーを身近に感じ、EVとの組み合わせだからこそ実現する持続可能な未来を考えるきっかけになるはず。また、環境問題だけでなく、電気代や燃料代が上がる中、家族などでSDGsなどを考える契機にもなりそうです。

NISSAN EV & Clean Energy World_20230120_8
「NISSAN EV & Clean Energy World」のシーン

2021年にソーシャルVRサービスのVRChat内にバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」が公開されて以降、新型軽EVの日産サクラのお披露目イベントなど、デジタル上での新たなコミュニケーションの場として活用されています。

同社は、今後もVRコミュニティの一員として、普及を後押しするとともに、既存の枠組みを超えた新たな情報発信に取り組んでいく構えです。

●NISSAN EV & Clean Energy World

公開先:VRChat上 ワールド検索から「NISSAN EV & Clean Energy World」を選択
公開日時:2023年1月20日14:00~
対応:Meta Quest 2対応
費用:無料

●協力クリエイター

ヨッシャ
、なまのなまこ
、イカめし
、サキュバスのリヤ、
kaiz
、R.Tone
、SUSABI
、ライヒ、
inaba_mochi、
えこちん、
森尾
、匠
、桜羽ことね、
ききょうぱんだ、
おきゅたんbot
、猿頭トリートメント
(順不同・敬称略)

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる