先行予約が始まったスバルXVの気になる内容を探ってみた

今年の3月に開催されたジュネーブショーで脚光を浴びたインプレッサXV。すでにティザーサイトが公開され、ディーラーではティザーカタログの配布や先行予約が始まっています。

興味津々なXVですが、いろいろ情報を探ってみたところ、だいたい以下のような感じになりそうです。

・エンジンは水平対向4気筒 2.0L DOHC DUAL AVCSのFB20エンジンのみ。
・駆動方式もAWDのみで組み合わされるトランスミッションはリニアトロニックCVT。
・グレードは3タイプ(2.0i・2.0i-L・2.0i-L Eyesight)

2.0i-Lと2.0i-L Eyesightにはメーカーオプションとしてブラックレザーセレクション(本革シート)の設定もある模様。また、全車にルーフレールをメーカーオプションで設定するらしいです。

2.0iでも専用アルミホイール、パドルシフト、本革巻きステアリングホイール&セレクトレバー、左右独立温度調整機能付フルオートエアコン等、装備も充実。

2.0i-Lは2.0iの装備に加え、HIDロービームヘッドランプ&ポップアップ式ヘッドランプウォッシャー、運転席8WAYパワーシート、キーレスアクセス&プッシュスタート、アルミパッド付スポーツペダル、クリアビューパックを追加装備。

・ボディカラーは全9色

サテンホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、ダークグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、ディープチェリー・パール、ヴェネチアンレッド・パール、ディープシーブルー・パール、タンジェリンオレンジ・パール、デザートカーキ(有料色はサテンホワイト・パールとヴェネチアンレッド・パールで+31500円)

・標準装着タイヤ ヨコハマ ブルーアース 225/55R17

レガシィアウトバックやフォレスターに採用されているオールシーズンタイヤではなく、低燃費タイヤのブルーアースを採用しています。

・専用デザインのホイールは7J +48 PCD100

写真のプロトタイプ車はGEOLANDERを装着

・国内仕様専用サスペンション使用により最低地上高は200mm(輸出仕様は220mm)

写真はプロトタイプ
輸出仕様(ジュネーブショー公開モデル)

ジュネーブショーの写真では腰高な印象を受けたXVですが、国内仕様では専用サスペンションとし、車高も20mmダウン。ルーフレール無し車では全高を1550mm以下とする事により、国内の多くのタワーパーキングに対応しています。

全高を抑えつつも、最低地上高は200mmを確保し、見た目だけクロスオーバーだった先代XVと比べ、悪路走破性も向上しています。

・ベースのインプレッサスポーツに比べ、燃料タンクが55Lから60Lへ変更。

参考値の燃費はインプレッサSPORTSの2.0Lモデルと同じくJC08モードで15.8km/Lなので、単純計算で航続距離が79キロ伸びます。

・ブレーキ、スタビライザー強化

ベース車となるインプレッサSPORTSはブレーキ径が1.6Lが14インチ、2.0Lが15インチの所、XVは16インチとなります。

・ボディサイズはSPORTSと比較すると、全長4450mm(+45mm)×全幅1780mm(+40mm)×全高(ルーフレール無)1550mm(+85mm)

・SPORTS同様スペアタイヤレスで、パンク修理キットを搭載。

一見インプレッサSPORTSの車高を上げ、インテリアとエクステリアを変更しただけに見えるXVですが、燃料タンクやブレーキが専用品になる所からもスバルが本気で作っている事が伺えます。

またすでに生産が開始されている輸出仕様と比較しても、専用サスペンションの採用や、国内に多く存在するタワーパーキングを見据えた車高に抑える等、使い勝手も十分考慮されているモデルと言えます。

先代XVはインプレッサのハッチバックモデルのエクステリアをクロスオーバー風にしたノーマル車高でしたが、今回のXVは最低地上高もアウトバックやフォレスターと同じ200mmのロードクリアランスを確保する事により、ラフロードや雪道での走破性もかなり高そうです。

発表が9月25日 発売が10月9日となるらしいので、新型インプレッサXVの発売はもう少し先ですが、期待できるクロスオーバーモデルと言えるでしょう。

※装備内容等につきましては、発売前に付き市販モデルと、予告なく変更される場合があります。

(井元 貴幸)

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