いよいよル・マン24時間レースが開幕しました。アウディ・トヨタを初め強豪チームがひしめく中、あの童夢のマシンがLMP1クラスにぺスカローロ・チームから参戦中。マシンは2008年にル・マン24時間レースに参戦した「童夢S102」の改良型である「童夢S102.5」。
2008年以降は景気の低迷などの理由から、参戦を休止していた童夢が4年ぶりに帰ってきました。
童夢と言えば、童夢・零を思い浮かべる方も多いと思いますが、トミカを初めあらゆる玩具として世に出回った童夢・零は、実際のクルマとしてはプロトタイプのみしか存在せず、幻のスーパーカーとしてマニアの間で今も語り継がれています。
その童夢・零の玩具化によるロイヤリティで童夢はル・マンに参戦を初めました。その歴史は長く、1979年に童夢・零 RLでエントリーしたのが始まりでした。その後もルマンだけでなく数々のレース車両の開発に携わり、日本のレーシングカー・コンストラクターとして名を馳せてきました。
童夢のホームページでは創業者の林 みのる氏のレポートがあり、これまでの並々ならぬ努力と、マシンに掛ける思いがつづられており、これを見たら応援したくなる内容です。
4年ぶりの参戦にもかかわらず、ウォームアップ後のリザルトは8位と、ワークスチームに迫る勢いです。
今回のル・マン24時間レースではハイブリッドで参戦しているトヨタや、強豪アウディに目が行きがちですが、数少ない日本のレーシングコンストラクターである童夢のマシン、S102.5に是非とも活躍をして欲しいと思います。
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(井元 貴幸)