佐藤みきお 
BMW初となる4ドアクーペ、6シリーズ グランクーペですが、さすが「6」を名乗るだけあって、とってもエレガントな4ドアです。
実は現車を見るのは初めてだったので「背の低い5シリーズに見えるのかな」なんて思っていたのですが、とんでもないです。とても流麗なスタイリングでクーペ、カブリオレに続く6シリーズの3つめの個性といえるでしょう。伸びやかなルーフラインとサイドのキャラクターラインがボディを一段と低く見せる、6シリーズの4ドアです。
ボディサイズは全長5010×全幅1895×全高1390mmとワイド＆ローなのですが、おそらく人気色となるであろうアルピン・ホワイトⅢのボディカラーもあってか、力強さとどこか線の細さを感じさせ、それが「6」らしいと感じさせてくれました。
インテリアは他の6と基本を同じくし、ドライバーオリエンテッドな配置でパーソナル感があるもの。後席はセパレートとなっておりますが、シートベルトは3人分あるため、いざというときは5人乗車もできます。
そうそう、全高自体は低いのですが、クーペらしく低く座るスタイルのため、乗車空間はしっかり確保されています。運転席は言わずもがな、後席も身長175cmのワタシが座っても、頭がルーフにさわることもなく、逆に座面の長いしっかりしたシートもあって適度なタイト感と言いましょうか、包まれ感と言いましょうか、長距離も快適だろうと想像できました。
残念ながらトランクルームはそれほど広いとは言えず、開口部もさほど大きくないため積載性は高くありませんが、それを気にするなら5シリーズを買えば良いわけですからね。
写真はMスポーツ・パッケージ装着車で、オプションのLEDヘッドライトやサンルーフを装着しています。
■6シリーズ グラン クーペ 640i/650i(F06)（ビー・エム・ダブリュー）
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/6series/gran_coupe/2011/showroom/
（佐藤みきお）
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