軽い+小さい+パワー=エラい! ダウンサイジングのメリットがひと目でわかるフォードのインフォグラフィック

アメ車というと、ガソリンをがぶ飲みして走る……そんなイメージは今や昔。
アメリカ系自動車メーカーにも環境対応としてエンジンダウンサイジングのトレンドが押し寄せています。

「これからの10年、エンジンは大排気量なほどよいという時代ではなくなるでしょう。燃料価格の高騰、クリーンな排ガスといった環境問題への対応、そしてパフォーマンスを実現するにはエンジンの排気量ダウンがベターな選択になります」ということで、フォードが2013年モデルのトーラス、フュージョン、エスケープに搭載しているのが2.0リッター EcoBoost エンジンなのです。

このインフォグラフィックからもわかるように、V型6気筒エンジンを直列4気筒に置き換えることで、エンジン部品点数が減らすことができ、単体重量では355 lbs. (約161.0kg)から295 lbs.(約 133.8kg)へと大幅な軽量化が可能になったということです。

Light + small + power = better

軽くて、小さくて、パワフルなエンジンが現時点での良案というわけでしょう。

なお、フォードは2015年までにリンカーンを含めて北米で販売するクルマの90%にEcoBoost エンジンを搭載する、つまりダウンサイジング化を進める計画ということです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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