■最高出力700ps・最大トルク730Nmへと高性能化、最高速は315km/h超え
チェコのカーメーカー「Praga」(プラーガ)は、新型スーパーカー「Bohema」(ボヒーマ)の生産を開始したことを発表しました。
1907年に設立されたプラーガは、20世紀前半にはヨーロッパ最大の自動車メーカーのひとつでしたが、いくつかの要因により1960年代半ばに消滅しました。 しかし今、プラーガは日産「GT-R」エンジンを搭載したスーパーカーを携えて戻ってきました。
ボヒーマは、2022年11月にプロトタイプとしてデビュー。チェコ共和国にあるプラガの専用工場で手作りされ、わずか89台が組み立てられる予定で、価格は140万ドル(約2億1000万)という高額で販売予定となっています。
その心臓部には、前述したように、プラーガと日産の間の供給契約に基づき、日産「GT-R」から供給された3.8リットルV型6気筒ツインターボチャージャーエンジンが搭載されています。ただし、リッチフィールドエンジニアリング社のチューニングにより、最高出力700ps・最大トルク730Nmへと高性能化、車重は997kg未満で最高速度は196マイル(315km/h)を超えると言います。
また、モデルの開発とチューニングには、元F1およびインディカードライバーのロマン・グロージャンと、元スティグのベン・コリンズがこのプロセスに関与したと言われています。