■パフォーマンス重視の高速ワゴンに
テスラがブランド初となるワゴンを計画している噂を入手、早速予想CGが制作されました。
情報によると、初のワゴンは「モデル3」をベースに開発、パフォーマンス重視の高速ワゴンが期待されています。
テスラは基本的に、モデルラインナップをシンプルかつ整然としていることで知られています。しかし、世界のトップブランドがラインナップ拡大を進めており、競争を制するため「モデル3 GT」のような派生モデルにより、幅広い範囲をカバーすることを狙うのかもしれません。
お馴染みSugar Designが制作したCGは、エステートの荷室スペースと、クーペの魅力的なラインを組み合わせた「グランド ハッチバック」(旧BMW 3シリーズ GTとツーリングモデルの間のようなもの)を目指したようです。
そのハイライトは、新設計されたルーフラインとテールで、3ボックスセダンから2ボックスのスポーティなエステートへの進化です。キャビンと傾斜したリアガラスとの融合方法は、アストンマーティン「ヴァンキッシュ ザガート シューティングブレーク」を彷彿とさせ、EVにエキゾチックな雰囲気をもたらしています。
黒く塗装された屋根の大部分はガラスで覆われており、キャビン内に明るい光が降り注ぎます。目立つリアスポイラーは一見クールに見えますが、後方視界を妨げるというリスクもありそうなため、量産型には採用されない可能性もあるでしょう。
黒いホイールを装備するレッドボディのほかに、デザイナーは2つの派生モデルも制作しました。オレンジ塗装のモデルは標準仕様のように見えますが、ルーフにフィン、バンパーにエクステンション。カッパー(銅)仕上げのホイールを装着したグレーのバージョンは、パフォーマンス重視のグレードのようです。
デザイナーが「モデル3 スーパーGT」と呼ぶこのバージョンが登場するなら、次期「ロードスター」の電動パワートレインを搭載し、ハイパーカーを上回るパフォーマンスをもたらす可能性があります。
現段階でGTの有力情報はありませんが、メーカーがラインナップ形成をする上で、ワゴンボディは重要な役割を果たしているため、登場する可能性はゼロではないでしょう。