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■クルマのフェス「FUELFEST JAPAN」で開催
クルマ好きなら、一度は観たことがあるであろうハリウッド映画が、カーアクションの超大作ワイスピこと「ワイルドスピード」シリーズ。
2001年に公開された第1作(原題:The Fast & Furious)が大ヒットしたことにより、その後多くの続編も作られ、2023年5月には10作目となる「ワイルドスピード/ファイヤーブースト」も公開。いまだに多くのファンを熱くさせるロングセラー・シリーズです。
そんなワイルドスピードの第1作目から出演していたブライアン・オコナー役の故ポール・ウォーカーさんが他界して、2023年で10周忌。
そのメモリアルイベントが、8月11日(金・祝 山の日)に富士スピードウエイ(静岡県)で行われるクルマのフェス「FUELFEST JAPAN」で開催されることが決定。
当日は、ポール・ウォーカーさんの写真などが飾られたメモリアル・エリア「For PAUL」が設けられるほか、ウォーカーさんと縁の深い3台のトヨタ「スープラ」も展示されるといいます。
●「スポコン」ブームの立役者
ワイスピのファンであれば、誰もがご存じの通り、ポール・ウォーカーさんは、同じくハリウッドスターのビン・ディーゼルさんと共に、第1作目から登場していた大人気のハリウッドスターです。
劇中では、ディーゼルさんがドミニク・トレット役、ウォーカーさんはブライアン・オコナー役を演じ、どちらもホンダ「シビック」やトヨタ「80スープラ」、マツダ「RX-7」といった日本製スポーツカーをベースにした改造マシンを操って大暴れ(最近のシリーズには、あまり日本車が出てこないのは残念ですが)。
その迫力あるシーンに、本場のアメリカはもちろん、日本でも多くのファンが魅了されたほか、劇中のクルマをオマージュしたカスタマイズカーも大流行。2000年前半頃の「スポコン」や「スポーツコンパクト」と呼ばれる改造車ムーブメントの立役者にもなりました。
そんなウォーカーさんは、第7作目「ワイルド・スピード/スカイミッション」のクランクアップ前に、不慮の交通事故で他界。一部の登場シーンでは、CGによる合成なども行われてなんとか公開されましたが、見事に大ヒットを記録したというエピソードもあります。
●劇中車やウォーカーさんの愛車も展示
そんなポール・ウォーカーさんが他界してから、2023年は10周忌。そのメモリアルイベントが開催されるのが、今回のFUELFEST JAPANというクルマのフェスです。
当日は、同じくワイスピに出演して有名となったハリウッドスターの「サン・カン」さん(役名:ハン)や、「タイリース・ギブソン」さん(役名:ローマン)、そしてウォーカーさんの弟である「コディ・ウォーカー」さんも来日。
加えて、トヨタ自動車の協力を得て、ウォーカーさんやワイスピとゆかりが深い、3台のスープラも展示されるといいます。
まず、第1作目と第2作目で、ウォーカーさん扮するブライアンの愛車となった「A80スープラ」。オレンジのボディカラーに派手なエアロパーツ、ボディサイドには特別なグラフィックも施された、劇中車のレプリカが登場する予定です。
また、ポール・ウォーカーさんの愛車だったクルマのレプリカ「ROWW TOYOTA 80 スープラ」も出展。
さらに、第9作目「ワイルドスピード/ジェットブレイク」に登場した90型スープラも登場。これは、現行のGRスープラをベースに、エアローパーツやカスタムペイントが施された車両で、実際に劇中で使われた貴重なクルマなのだそうです。
ほかにも、イベントでは、0-200mストリートドラックレース、ドリフトコースでは「フォーミュラードリフト」も開催されたり、メインコースでは200台の走行会などを実施。
また、音楽ライブでは「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんのスペシャル・ライブも予定されるなど、盛りだくさんの内容となっているようです。
なお、このイベントに行くには、駐車券一体型チケットの購入が必要で、クルマで行く場合で1台3万3000円(クルマに何人乗車してもOK)。公式Webサイトで販売中です。
(文:平塚 直樹)
【関連リンク】
FUELFEST JAPAN公式Webサイト
https://fuelfest.jp/