■全店舗への配備が完了し、先行して使ったユーザーからは時間短縮に歓迎の声も
2023年6月28日(水)、フォルクスワーゲン ジャパンとアウディ ジャパンは、オンラインで車両注文書の締結とファイナンス契約が完了する「Smart Order」を導入すると発表しました。
「Smart Order」の導入により、成約者がオンラインで24時間いつでも場所を問わず、注文書の締結やファイナンス契約を完結できます。従来の店頭での契約締結も選択できるため、ユーザーの都合に合わせて選択できます。
「Smart Order」は、フォルクスワーゲンとアウディ正規販売店の店舗オペレーションシステムである「EVAS(イーヴァス)」の新しい機能です。すでに2023年4月から導入されていて、このほど、全店舗への導入が完了。
「EVAS」は、フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービス・ジャパン、およびアウディ ファイナンシャル サービスが、ユーザーの利便性の向上をはじめ、販売プロセスのデジタル化によるセールススタッフの業務効率化などを目指して開発された店舗オペレーションシステムで、フォルクスワーゲン、アウディの正規販売店全店に導入されています。
先行して「Smart Order」を利用したユーザーからは、「待ち時間に店頭の端末で自ら操作し、商談がスムーズに進められた」「店で詳しい話を聞いてから、帰宅して家族と相談し、その日のうちに自宅でスマホから注文手続きが完了できた」など、利便性を評価する声があったそうです。
セールススタッフからは、「書類郵送が必要だったローン契約の手間が大幅に軽減した」「書類の修正作業が短時間で完了し、お客様に喜ばれた」「お客様が一度ご検討のため帰宅された後、ご購入を決断された際に、ご注文手続きのためだけに再来店していただく必要がなくなった」「昨今の車両供給が不安定な状況で納車のタイミングが変更になった際に、再申し込みのためだけにご来店いただく必要がなくなった」などの声があがったそうです。
最近では、オンラインで購入まで完結できる例も増えている一方で、実車に触れてから、あるいは、試乗してからでないと決断できないという方も多いはず。
「Smart Order」の導入により、クルマの商談でありがちな何度もショールームに足を運ぶ必要がなくなり(それが楽しみな方もいるでしょうが)、ユーザーにとっては、効率的で先進的な購入体験ができるようになっています。
(塚田勝弘)