■ID.3、ID.4などを支えているVWの「MEB」プラットフォーム採用
フォードが開発中の新型ミッドサイズEVクロスオーバーSUV、市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
フォードは2022年3月、フォルクスワーゲン(VW)グループとeモビリティ分野での提携を強化することを発表。プラットフォームを共有し、同じ工場でクルマを製造することを含む契約を結びました。
このプラットフォームの1つは、ID.3、ID.4などを支えているVWの「MEB」で、今後フォードのクロスオーバーに流用されます。
すでにフォードはこの提携により、今後7つのEVを導入することを発表。
これには、乗用車3台と商用車4台が含まれますが、今回捉えたのは、3つの乗用車のうちの1つとみられます。
このモデルの詳細は明らかになっておらず、現段階で判明しているのは、マスタング マッハEよりも小さく、プーマよりも大きいミッドサイズのEVクロスオーバーSUVで、VW「ID.4」に似ているボディサイズ、およびシルエットということです。
現在、車名も確定されておらず、「ミッドサイズクロスオーバー」と呼ばれていますが、今後「スポーツ クロスオーバー」も続くと予想されています。
エクステリアデザインはボクシースタイルを採用、スリムなLEDヘッドライトを装備し、角張ったテールゲートなど、エクスプローラーからインスピレーションを得たデザインとなりそうです。
フォードによると、このモデルは2023年内にヨーロッパで発売され、WLTPテストでの予測航続距離は500km、ドイツのケルンにあるブルーオーバルの工場でこの車両が製造される予定となっています。