世界初!ボルボのEV特化型ブランド発信拠点「Volvo Studio Tokyo」が2023年4月8日、青山にオープン

■スタジオ内装は、ボルボ創業の地であるスウェーデンの「空・大地・森」を表現

ボルボ・カー・ジャパンは、2023年4月8日(土)、東京・青山の新たなランドマークとして、EV(電気自動車)に特化した新しいブランド発信拠点「Volvo Studio Tokyo」をオープンしました。

なお、ボルボでは「Volvo Studio Aoyama(ボルボ スタジオ 青山)」を2017年10月にオープンさせ、ブランド発信基地として多くの来場者を迎えていましたが、2022年11月29日に閉店しています。

「Volvo Studio Tokyo」が東京・青山に2023年4月8日(土)にオープンする
「Volvo Studio Tokyo」が東京・青山に2023年4月8日(土)にオープンする

既存の自動車ブランドでいち早く電動化を宣言したボルボは、2030年までにすべてのボルボ車をEVにする予定。日本にもC40 Recharge(リチャージ)、XC40 Rechargeが投入されています。

「Volvo Studio Tokyo」の内観
「Volvo Studio Tokyo」の内観

このほど新たにオープンする「Volvo Studio Tokyo」は、ストックホルム、ニューヨーク、ミラノ、ワルシャワ、上海にあるVolvo Studioのひとつ。

2017年に開設された「Volvo Studio Aoyama」を引き継ぎ、規模や内容を格段にスケールアップさせ、新たにEVに特化したブランドスペースとしてオープンすることになります。

EVに特化したのは、「Volvo Studio Tokyo」が世界初になるそう。また、日本でのEVに特化したショールームとしても国内最大級の広さになります。

洗練されたスカンジナビアンデザインのショールーム
洗練されたスカンジナビアンデザインのショールーム

ボルボは、2040年までにCO2排出量を実質ゼロにする「クライメート・ニュートラル(気候中立)」な企業になることを目指しています。

2025年にグローバルでEV販売の割合を50%まで伸ばし(日本国内におけるEV販売の割合は45%)、2030年までに世界で販売されるすべての新車をEVにするという目標を掲げています。

「Volvo Studio Tokyo」には、サステナビリティとプレミアムな体験ができるスポットとして、随所にボルボの価値観を反映。スカンジナビアンデザインの本質である「シンプル」「ウェルビーイング(心身が健康で、社会的にも満たされた幸福な状態)」に基づき、真のプレミアムが追求されています。

スタジオの電力は、100%クライメート・ニュートラル電力で賄われ、「Volvo Studio Aoyama」の内装素材が最大限再利用されたそうです。

洗練されたスカンジナビアンデザインのショールーム
ボルボ創業の地であるスウェーデンの「空・大地・森」を表現

サステナビリティを実現しながらラグジュアリーな空気を纏うスタジオ内装は、ボルボ・カーズ創業の地であるスウェーデンの「空・大地・森」が表現されています。

スカンジナビアンデザインのインテリアを設えたモダンな空間に、最新デジタルテクノロジーを融合させ、来場者に五感でボルボの世界を体感してもらうのが狙いとしています。

また、クルマのショールーム特有の敷居の高さを払拭するため、多くのブランド拠点が採用しているように、同スタジオでもクルマの販売は行われません。

クルマ購入の検討をオンラインで完結するユーザーも多く、リアル店舗は、購入前に実車を見たり、カラーを確認したり、試乗したりするための場としてニーズが変化しつつあるそうです。

東京・青山の好立地にオープンする
東京・青山の好立地にオープンする

同スタジオはより多くの来場者が気軽に入れる場所として工夫されています。

地下鉄銀座線の外苑前駅から近い青山通りに面したアクセスの良い立地をはじめ、同スタジオに常駐するのは販売員ではなく、「ブランド・アンバサダー」と呼ばれるボルボブランドとEVそして、スウェーデンカルチャーに精通したスタッフ。

来場者は、気軽にEVを見て、触れて、ボルボや知りたい情報を手に入れることができます。

また、ネットで事前予約することで、90分の試乗ができるほか、試乗枠が空いていれば、その場で短時間の試乗をすることも可能だそう。運転に自信がない場合は、専門のドライバーによる助手席の同乗試乗もできます。

「フィーカ」で大切な人との心豊かな時間を楽しめる
「フィーカ」で大切な人との心豊かな時間を楽しめる

さらに、スマホに専用アプリをダウンロードすると、ボルボの歴史やブランドストーリーを紐解くデジタルコンテンツ、ARで出現するサステナビリティを学ぶためのトリビアクイズなども楽しめます。また、ボルボが注力しているGoogleアシスタント機能も体験できます。

ほかにも、展示車への乗り込みや大スクリーンに広がるストックホルムの街を駆け抜けるEV走行のバーチャルドライブ、「Fika(フィーカ)」というスウェーデンの習慣であるコーヒーブレイクを体験できるカフェサービスなども用意。

ストックホルムの街並みを走行する「バーチャルドライブ」なども楽しめる
ストックホルムの街並みを走行する「バーチャルドライブ」なども楽しめる

「Volvo Studio Tokyo」の全コンテンツは、この世界初となるEV専用ショールームのために開発、制作されたそう。

ボルボのEVを見てみたい、触ってみたいという興味のある人はもちろん、クルマを所有する予定はなくても通りがかりに立ち寄ったり、待ち合わせ場所として利用したり、あるいは、新しいデジタル体験もできますので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

展示車に乗り込み、目の前の大スクリーンに広がるストックホルムの街を駆け抜けるEV走行のバーチャルドライブのイメージ
展示車に乗り込み、目の前の大スクリーンに広がるストックホルムの街を駆け抜けるEV走行のバーチャルドライブのイメージ

【Volvo Studio Tokyo】
●住所:東京都港区南青山3丁目1-34 「3rd MINAMI AOYAMA」1F
●営業時間:月曜~金曜12:00-19:00、土曜・日曜・祝日10:00-19:00
●定休日:毎週水曜日、第1・第3火曜日

(塚田 勝弘)

【関連リンク】

Volvo Studio Tokyo
https://www.volvocars.com/jp/studios/tokyo/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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