■125psを発揮する1.0リットル「Ecoboost」マイルドハイブリッドなどがラインナップ
フォードのファミリーミニバン「トルネオ クーリエ」次期型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
トルネオ クーリエは、「フォードトランジット」ラインナップで最もファミリー需要の高いモデルです。
同じプラットフォームを用いた「フィエスタ」が廃止されると噂される中、トランジット クーリエは次世代へ受け継がれることが確定したようです。
北欧で捉えたプロトタイプは乗用車モデルですが、商用バンと乗用バンの両方で同じボクシー構造を共有。
フロントエンドには、大型Fシリーズ・トラックにインスパイアされたヘッドランプ・スタックを備えています。
以前捉えた商用バンほどカモフラージュがされてなく、新設計の逆L字型ヘッドライトに隣接する、スリムな水平バーを備えた大型グリルが見てとれるほか、下部バンパーには台形グリルも確認できます。
乗用車バージョンには両側にスライドドアを装備、2列目シートへのアクセスを容易にさせるほか、フォルクスワーゲン「キャディ」に似たキャラクターラインも配置されています。
注目のキャビン内には、別々のデジタルインストルメントクラスターとインフォテインメントスクリーンを含むダッシュボードが見てとれます。
これらのスクリーンは1枚ガラスの後ろに隠れているため、1つの巨大なスクリーンと錯覚してしまいますが、実は独立しています。インフォテイメントがフォードの最新の「SYNC」オペレーティングソフトウェアを実行していることは間違いないでしょう。
パワートレインは、最高出力125psを発揮する1.0リットル「Ecoboost」マイルドハイブリッドガソリンエンジンなどがラインナップされ、基本的にはマニュアルトランスミッションのみが提供されるものと思われます。
しかし、こちらのスパイショットでは、7速パワーシフト・デュアルクラッチギアボックスが装備されているようです。また遅れて2024年から2025年には、フルエレクトリックバージョンの導入も濃厚となっています。