フォードのコンパクトバン「クーリエ」次期型、市販モデルが初出現

■フォードラインアップのトランジット/トルネオ コネクトの下に配置されるメンバー最小モデル

フォードは現在、コンパクトミニバン「トランジット クーリエ」次期型を開発していますが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

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フィード トランジット クーリエ 次期型プロトタイプ スパイショット

初代となる現行型クーリエは2013年に発売、9年の時を経て2代目に世代交代がなされます。乗用車バージョンのトルネオ クーリエとしても知られるトランジット クーリエは、フォードラインアップのトランジット/トルネオ コネクトの下に配置されているメンバー最小モデルです。

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フィード トランジット クーリエ 次期型プロトタイプ スパイショット

昨年9月には、「プーマクロスオーバー」のフロントエンドを装着した初期プロトタイプを撮影しましたが、そこには量産ボディとライトが装備されていませんでした。

今回捉えた開発車両は、エッジの効いたフロントエンド、プロダクションボディパネルをまとっています。大きなヘッドライトは、第5世代のエクスプローラーと第12世代のF-150のものと似た形をしているように見えるほか、かなりフラットなボンネット、大きなグリル、小さなロアバンパーインテークも見ることができます。

また、先代よりボクシーで角ばっているボディやウィンドウを装備、ホイールベースはかなり短く見え、運転席側からスライドするリアドアはないようです。後部には、標準的な2ピースのテールゲートと、大型のトランジットカスタムによく似たテールライトが確認できます。

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フィード トランジット クーリエ 次期型プロトタイプ スパイショット

市販型では、現在のフィエスタをベースにしたプーマのプラットフォームの修正版に乗ると考えられており、先代の4つのラグナット設定とは対照的に、5つのラグナットがあります。これは、新しいモデルがわずかに大きな寸法と、より高い負荷容量を持っていることのヒントになるはずです。

パワートレインは、内燃機関と電動パワートレインが計画されています。EVは遅れて2024年に登場予定ですが、2023年内デビュー予定のICEモデルは、1.0リッターのEcoBoostがコアエンジンになると思われます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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