■「X5M」から流用されるBMW製の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを流用
ランドローバーが、「レンジローバー スポーツ」新型を発表してから約1ヵ月が経過しましたが、その頂点に君臨する、「レンジローバー スポーツSVR」新型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
「SVR」は、ランドローバーの「スペシャルビークルオペレーションズ」によって手がけられ、傑出したハンドリングとパワーにより、ラグジュアリーとパフォーマンを異次元へと引き上げ、スリリングなパフォーマンスを提供してくれるブランドです。
はじめて鮮明に捉えたSVRプロトタイプは、以前よりカモフラージュが削ぎ落とされ、ディテールが見えてきました。
フロントエンドには大型のコーナーエアインテークが初めて露出、新設計のグリル、LEDデイタイムランニングライトを装備しているほか、蜂の巣のような新ハニカムメッシュパターンのインテークも見てとれます。
足回りでは、初めて23インチホイールを装着、側面ではより深いサイドシル、後部では刷新されたルーフスポイラー、新設計されたリアゲート開口部やディフューザーを確認できますが、LEDテールライトはプレースホルダー(ダミーコンポーネント)でしょう。
キャビン内は撮れていませんが、サイドボルスターを備えるフロントシート、より高級な張りのオプションを提供。運転モードも洗練され、最もスポーティな設定ではスポーツドライブが堪能できるでしょう。
市販型では、ベースとなるレンジローバー スポーツ同様「MLA-Flex」プラットフォームを採用。このアーキテクチャはより大きく、豪華なレンジローバー次世代型と共有し、内燃エンジン、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、さらには電動パワートレインに対応するほか、キャビンの騒音を低減するのにも役立つはずです。
SVR新型の動力は、BMW「X5M」から流用されるBMW製の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンが搭載されると見られます。
最高出力615ps・最大トルク750Nmを発揮すると予想されますが、M5CSの635psに迫るとも噂されています。エンジンは高速シフトのオートマチックトランスミッションと全輪駆動が組み合わされ、4.5秒未満で時速100km/hに達し、最高速度は280km/h(電子制御)のパフォーマンスを持ちます。
レンジローバー スポーツSVR新型のワールドプレミアは、2022年内と予想されています。