■東京都の場合、約116万円で購入できる
日産サクラと共同開発された、軽バッテリーEVの三菱eKクロス EVの発売日が明らかにされました。2022年6月16日(木)に、ディーラーだけでなく、楽天市場店でも販売されるのがトピックス。
三菱eKクロスシリーズに加わった新型eKクロス EVは、日常使いに十分な一充電走行距離180km(WLTCモード)を実現しながら、国のCEV補助金を受けると、実質的な購入金額は184万8000円(消費税10%込)〜になります。
さらに、東京都の場合、60万円(東京都の令和4年度、電気自動車などの普及促進事業のうち、再エネ電力を導入した場合)の補助金も受けられ、約116万円という実質負担額に大きく下がります。なお、地方自治体により補助金の有無や金額は異なります。
金額面の利点だけでなく、ガソリンエンジン車と同等レベルの広いキャビンや使い勝手の良さ、EVならではの滑らかで力強い走り、高い静粛性などを備えています。
5月20日から開始された先行受注では、約1ヵ月で月販売目標台数850台の4倍に達する約3400台(6月12日時点)を受注したそう。
オーダーした人の約6割が上級グレードの「P」を選択し、そのうち86%が運転支援機能の「マイパイロット パーキング」や「マイパイロット」を含むパッケージメーカーオプションの「先進安全快適パッケージ」を装着。
そのほか「P」グレードでは「プレミアムインテリアパッケージ」が29%、「ルーフレール」が23%という装着率。「G」グレードのオプションは、「寒冷地パッケージ」が63%、「先進安全パッケージ」が29%、「アクティブパッケージ」が10%という装着率になっています。
ボディカラーは「ナチュラルアイボリーメタリック」が一番人気で18%、「ホワイトパール/ブラックマイカ」が16%、「ミストブルーパール/カッパーメタリック」と「 ミストブルーパール」が12%と続いています。
注文した人からは、補助金の活用によりガソリン車と遜色ない実質購入金額が受けているそう。日常使いに十分な航続距離と自宅で充電できる手軽さ、SUVテイストのアクティブなエクステリアデザイン、広々とした快適なキャビンなども評価されているそうです。
先述したように、自治体独自の補助金制度を設けている地域だと大きく実質負担額が下がるため、家族で複数台のクルマを所有している人が中心にオーダーしているそうで、セカンドカーとしてのニーズを満たしているようです。
グレード展開は、7インチカラー液晶メーターやいわゆるワンペダルモードの「イノベーティブペダル オペレーションモード」を備えた充実装備の「G」、これらに加えてSOSコールや9インチスマートフォン連携ナビゲーション、LEDフロントフォグランプや15インチアルミホイールなどが標準装備された上級仕様の「P」の2グレード展開です。
(塚田 勝弘)