ゴルフPHEVより大きな エンジン搭載? VW人気の商用バン「キャディ」PHEVモデルを初スクープ

■1.5リットルTSI燃焼エンジン搭載、最大31〜37マイル(50〜60km)のEV走行

フォルクスワーゲン(VW)の商用バン「キャディ」に設定されるプラグインハイブリッドバージョン「キャディe」開発車両をカメラが初めて捉えました。

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キャディPHEV版 市販型プロトタイプ

第4世代となる現行型キャディは2020年11月から欧州で販売されており、市販型ではVWグループの「MQB」プラットフォームをベースにした最初の商用バンとなりました。

現在4つの内燃機関エンジンが提供されていますが、新たにプラグインハイブリッドが加わることになります。

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キャディPHEV版 市販型プロトタイプ

今回は通常ホイールベースとロングホイールベースバージョンのプロトタイプをキャッチ。

ほぼヌード状態のエクステリアは、ICEバージョンと大きな変わりはないようですが、フロント左フェンダーに充電ポートが確認できます。

開発段階のため少し奇妙に見えますが、最終的にはきちんとサイドパネルに統合されるはずです。後部ハッチには、テープで固定されたワイヤーもありますが、これは新しい電動パワートレインと関係はないでしょう。

開発初期段階では、キャディPHEVがゴルフPHEVと同じ1.4リットルTSIガソリンターボエンジンと、電気モーターを組み合わせたパワートレインを受け取るという憶測がありました。しかし、最新情報では、より大きな1.5リットルTSI燃焼エンジンを備えたシステムを搭載している可能性があるといいます。

現段階で何も確認されていませんが、このパワートレインは、エンジンとトランスミッションの間に電気モーターが配置されている可能性が高いと考えられています。

6速デュアルクラッチギアボックスと組み合わされ、リチウムイオンバッテリーパックは最大31〜37マイル(50〜60km)のEV走行が期待できそうです。

キャディeのワールドプレミアは2022年後半と思われ、2023年第1四半期に販売が開始されると予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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