■911に触発された新しいギアシフターを装備
ポルシェの開発チームは、現在スカンジナビアで最後のウインターテストを行っていますが、クロスオーバー・クーペSUV「カイエン クーペ」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
現行型カイエンは2018年に登場、クーペは1年後に発売されており、初の大幅改良となります。
以前捉えたプロトタイプは、クワッドエキゾーストパイプを装備しており、ターボGTと思われましたが、今回はリアバンパー下部のディフューザーセクションの両側に長方形のエキゾーストシステムをインストールしていることからも、ベーシックモデルと思われます。
捉えた最新プロトタイプは、これまでとカモフラージュも刷新、フロントエンドではタイカンのようなスリムで水平なLEDデイタイムランニングライトを装備、バンパーエアインテークの形状やサイズが新設計されています。
後部では、新設計のバンパーとリフトゲートを装備、厚い水平ストリップテールライトが配置されている可能性もありそうです。
キャビン内では、更新されたインフォテインメントシステム、デジタルダイヤル、911に触発された新しいギアシフター、および完全にデジタルのインストルメントクラスターを受け継ぐことが濃厚とされています。
パワートレインでの注目は、次世代パナメーラとPHEVパワートレインを共有し、航続が大幅に向上するより大きなバッテリーパックを搭載すると伝えられている点です。また、最高出力550psを発揮するカイエンターボの4.0リットルV型8気筒は、最高出力640ps・最大トルク850Nmへ強化されると噂されています。
カイエン改良型のデビューは、2022年後半、クーペは2023年内となりそうです。