■「2022年ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の本番に向けて結果を残す
以前お伝えしたように、TOYO TIREは、新体制で「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」、NLS耐久シリーズに挑戦することを発表済みです。ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、ドイツ国内のみならず、世界的にも人気の耐久レースで、ワークスはもちろん、プライベーターも数多く参戦します。
4月23日(土)にドイツ・ニュルブルクリンクで開催された「NLS耐久シリーズ」の第3戦で、TOYO TIREがタイヤを供給し、サポートする「TOYO TIRES with Ring Racing」の「TOYOTA GR Supra GT4」が「SP10」クラスで勝利を飾りました。
「TOYO TIRES with Ring Racing」に所属するドライバーのアンドレアス・ギュルデン選手、ミハエル・ティシュナー選手、ハイコ・テンゲス選手が、同社のタイヤを履いた「TOYOTA GR Supra GT4」で第3戦に挑み、予選をトップタイムで通過、決勝ではトップを独走し、クラス優勝を成し遂げています。
レース後にアンドレアス・ギュルデン選手は「タイヤはいま、とても良いパフォーマンスを発揮していて、ラップタイムも各スティント(レース中の給油やタイヤ交換のためのピットストップで区切った単位)を通じて高い競争力を発揮しています。第1戦は、マシントラブルで惜しい結果に終わってしまいましたが、今回の完勝でチームのポテンシャルを証明できました」と確かな手応えを掴んだようです。
また、チームのウヴェ・クリーン監督は「SP10クラスで初勝利を収めることができてとてもうれしいです。TOYO TIREのメンバーが2年間懸命に取り組み、彼らのタイヤが、ライバルに勝利できる大変高いタイヤパフォーマンスを備えていることが証明できました。レースに勝つには、若干の運も必要ですが、今回は最初から最後まで私たちがレースを握っていました。まだやるべきことは多くあるものの、世界にTOYO TIREのレーシングタイヤの高い能力を見せつけることができたと思っています。TOYO TIREのメンバーに感謝をするのと同時に、さらなる勝利を飾ることを約束します」と、5月26日(木)から開催される「2022年ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の本番に向けて、確かな手応えと意欲を示しています。
なお、同レースは、5月28日(土)からスポーツ専用チャンネルのJSPORTSで有料放送、配信が行われます。
「TOYOTA GR Supra GT4」が履く「PROXES(プロクセス)」は、TOYO TIREがレース向けに開発し、同チームに供給されるタイヤで、本番でもそのパフォーマンスを発揮できるか注目です。
「PROXES」シリーズは、モータースポーツから日常使いまで、あらゆる状況下でハイパフォーマンスな走りを提供する同社のグローバルフラッグシップブランド。高い基本性能とスタイリッシュなパターンデザインが、国内外で高く評価されています。
(塚田勝弘)